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武家屋敷門

~何気ない情景~

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更新日 2008-06-05 | 作成日 2007-10-23

せたがや梅まつり

寒暖激しい中でも少しづつ感じる春の予感を、梅の木に感じる今日この頃。今回は羽根木公園で行われている「第31回せたがや梅まつり」を取材した。

世田谷 羽根木公園梅まつり~せたがや梅まつり~

世田谷 羽根木公園
世田谷 羽根木公園

世田谷 羽根木公園

世田谷 羽根木公園


 小田急線の各停に乗って梅ヶ丘駅に降り立つと、「せたがや梅まつり」の会場である羽根木公園がホームから見えてくる。地名自体が「梅丘」なのだが、これは駅名を付ける際に出来た名称である。何故この駅名が誕生したのか?諸説ある内有力なのは、附近の土地の所有者が梅鉢を家紋にしていたことに由来するらしい。



 そんな梅ヶ丘駅から出て、50メートルも歩けば、羽根木公園の入り口だ。以前は「六郎次山」とか、根津財閥の所有地だった為「根津山」と呼ばれていた場所に公園が誕生したのは昭和31年。その後都立公園から区立公園に移管され、駅名に因み梅ヶ丘駅そばの羽根木公園に梅が植林されるようになったのは昭和42年頃から。昭和42年(1967年)世田谷区議会議員に当選した55名により55本の梅の記念植樹が行われ、その後昭和47年(1972年)世田谷区制40周年などの記念植樹を経て、現在は紅梅170本・白梅530本の700本を数える都内でも屈指の観梅の名所。テニスコートや野球のグラウンド・図書館・茶室・日本初のプレーパーク(子供の遊び場)等、施設はかなり充実している。



 春一番が吹いた後だった事もあり、人出が多いと予想して午前10時頃に向かったのだが、既にかなりの賑わい。元々山だったので、入口がスロープになって公園全体が小高い丘になっている階段状の入口では、既にシニアの団体が記念撮影に興じていた。一通り見終わった後なのだろう。階段を上っていくと右手に可憐な白い花が見えてくる。「白加賀」だ。
全国的に栽培されていて梅酒などに加工する青ウメの代表的な品種である。遅咲きの一種なのでまだまだ満開とまではいかないが、ちらほらと咲いていく梅の咲き具合が季節とマッチしていて丁度良い。上りきって右手の模擬店出店の匂いに引き寄せられながら観梅していく。この時期はまだ「野梅」系と言われる、原種の野梅が変化した品種や、同じく野梅が変化した「紅梅」系あたりの早咲き組が見頃である。薄いピンクの「紅冬至」、しだれ梅「淡路しだれ」「ごふくしだれ」、白くて可憐な「八重野梅」、千代紙のような「八重寒紅」、その他「鴛鴦」「一重野梅」「緋の司」「藤牡丹」「未開紅」あたりが見頃だった。特にしだれ梅が見頃。シャッターを切る見物客で溢れかえっている。例年より少し咲く時期が遅く感じる。それでも11時を回る頃には、見頃となった早咲き梅の木の下でビニールを広げて花見を楽しむ花見客で一杯になった。桜の花見とは違い、年齢層がかなり高い。まだまだ肌寒い2月。木の下で騒ぎ立てる感じではなく、純粋に花見を楽しむ穏やかな雰囲気が受けているのであろう。模擬店では100円の甘酒や300円の焼きそばなど手頃な値段で売っていて大盛況であったが、客層がかなり大人だからか、ゴミはあまり見当たらなかった。ペット連れも多かったのだがマナーが良い。一方でステージでは日本舞踊等を舞う女性の姿も見受けられ、彩り豊かな草花を中心とした市も大好評。



 梅のシーズンは2月だけと思いがちだが、まだまだ遅咲きの品種達が待っている。「せたがや梅まつり」は2月24日で終わってしまうのだが、梅の花見は例年3月下旬あたりまで楽しむ事が出来る。むしろこれからが本番かもしれない。
都内屈指の梅の名所を、3月の春の温もりと共に巡ってみては如何だろうか。